
頭痛
日本では、2,800万人以上が慢性の頭痛で悩んでいるといわれ、15歳以上の日本人のうち、3人に1人は「頭痛もち」といわれています。このような頭痛に対し、痛みが引くのを耐える人や市販の痛み止め薬で対処してしまう人も多いのが現状です。
頭痛の原因は様々で、原因よって予防法や対処法が大きく異なるため、一歩間違えればかえって痛みが悪化するなど、逆効果にもなりかねません。
頭痛には一次性頭痛=「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発性頭痛」二次性頭痛=「脳血管障害」「脳腫瘍」などがあります。その中で9割が「緊張型頭痛」「片頭痛」です。このような「緊張型頭痛」「片頭痛」は誘発因子が原因で血流や自律神経のコントロールができなくなり頭痛が起きています。
- 肩こりがして後頭部が痛くなって辛い
- こめかみの部分がズキズキ痛む
- 目の奥が痛くて辛くなることがある
- 頭を締め付けるような痛みがある
- 頭痛薬を手放せない
- 頭痛がして吐き気をすることがある
- 目の前がチカチカすると頭痛がする
- マッサージを受けて頭痛がひどくなったことがある
緊張型頭痛
頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張することで起きます。痛み方が頭全体が締め付けられるような鈍痛があります。頻度は同じような痛みが毎日、または週2~3日起こります。特に、午後から夕方にかけて悪化する傾向があります。
痛みの強さは横になり、休みたくなるほどではなく、家事や仕事も何とかこなせる程度です。頭痛以外の症状で最も多く感じられるのが、肩こりや不安感が伴います。
偏頭痛
片頭痛の特徴は痛み方がズキズキ、ガンガンといった拍動性の痛みがあります。痛む時間は4~72時間程度です。痛む頻度は2~3日間は続き、1ヶ月に1、2度、多い人では1週間に1回と周期的に頭痛を繰り返す人もいます。
痛む場所は頭の片側または両側が痛み、痛みの強さも何もしないでじっとして、休んでいたい状態になります。頭痛以外の症状は頭痛が起こる前に、光や音、においに敏感にったり、吐き気を伴いやすい人もいます。
片頭痛を引き起こす原因は、睡眠不足、睡眠過多、ストレス、疲労、天候、食事など様々な誘因があります。特に30代40代の女性に多く見られ、男性の3倍の方が片頭痛に悩んでいると言われています。
群発性頭痛
群発頭痛は、「目がえぐられるような痛み」「短時間のキリキリと突き刺すような激しい痛み」と表現されるように、耐えられないほどの痛みだといわれます。頻度は数週から数ヵ月の一定期間、たいていは1~2ヵ月くらい続きます。夜間・睡眠時等の決まった時間に頭痛がおき、しばらく時間がたった後、再び同じような頭痛が起きます。
痛む場所は、必ず頭の片側が痛み、片側だけの目の奥や周囲にあらわれます。特に、20代から40代の男性に多く見られ、女性の4倍から5倍と言われています。
頭痛は血流や自律神経の影響が大きくとても辛い症状の一つになります。誰もが一度は経験したことがあるような症状でもありますが、命に関わる症状の一つでもあります。この辛い頭痛が頻繁に起こると、仕事や日常生活への影響は大変大きく関わってきます。
当院では、一次性頭痛=「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発性頭痛」のどの頭痛かを判断し、それぞれの頭痛にあった施術を行い、少しでも早く痛みの緩和に繋げ、頭痛が起こらない身体づくりをアドバイスします。
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緊張型偏頭痛
筋緊張型=首や肩周辺の筋肉のこわばりで脳への血流が悪い状態
原因 =首・肩・顎周辺のコリ・不良姿勢からの身体ストレス・PC作業からの眼精疲労・枕が合っていないなど。施術ステップ
首・肩・顎周辺のコリ・不良姿勢によって緊張している筋肉を指圧で緩和。
頭痛に関連する「ツボ」に鍼灸。
後頚部を温めて血行を良くする。
筋肉を運動や医療器での再教育。
精神的ストレスが原因の場合は自律神経の測定をして「鍼灸」や「温熱療法」を用いて自律神経の調節や三叉神経にアプローチをして効果の高い施術を提案します。
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片頭痛(脳への血流が多い状態)
原因:精神的緊張・疲れ・睡眠不足・ホルモンバランス・天気・食事など
施術ステップ
腕や上半身のマッサージによる血行の誘導。
首、肩、腕等の血行と自律神経に関連するツボへのお灸。
自律神経・体温調節のお灸。
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群発性・三叉神経・自律神経
原因:喫煙・アルコール・生活習慣の変化・生活環境・ホルモンバランス
施術ステップ
自律神経の調節。
頭への鍼灸。