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腰痛の痛みは姿勢が関係しているのでしょうか?
一生のうちに腰痛を感じる人は、人口の80%といわれています。そもそも腰痛とは、病気の名前ではなく、腰部を主とした張りや痛みなどといった症状の総称です。
現代では日常的に起こり得る非常に身近な症状の一つです。加齢によって起こるだけでなく、若年者にも起こりえるものなので人ごとではない症状です。
日本の腰痛人口は2013年調べで約2800万人ともいわれています。実に4人に1人が腰痛を持っていることです。
この記事を読んでいるあなたも腰痛に悩まされていませんか?
腰痛と一言で言っても、原因は大きく5つに分けられます
- 不良(異常)姿勢や生活環境による腰痛
- 運動や日常生活によるケガ
- 精神的なストレスによる腰痛
- 背骨の変形(後天性)生まれつきの背骨の変形(先天性)
- 内科疾患や腫瘍によるもの
の5つです。
今回はその中でも、1番目の不良(異常)姿勢や生活環境が原因で起こる腰痛について話をしていきたいと思います。さらに細かく分けると、神経が圧迫されたり伸張されたりすることで起こる腰痛と、腰の筋肉や筋膜に炎症を起こす筋・筋膜性腰痛に分けられるのですが、今回は、筋・筋膜性腰痛について詳しく話をしていきます。
そもそも異常姿勢や生活環境の中で起こる腰痛とはどのようなことがからだでおこっているのでしょうか?
腰の筋肉や筋膜が不良姿勢や、長時間同じ姿勢を続けることによって、過剰に緊張したり筋膜に損傷が起こったりします。これによって、筋肉や筋膜で炎症が起こり、炎症物質がたまることにより痛みやだるさを引き起こします。
では、異常姿勢や不良姿勢とはどのようなものなのでしょうか?
単に、姿勢といっても立っている状態や座っている状態などさまざまです。腰痛を感じるのも立っているときであったり、座っているときであったりと個人差があります。
まずは立っているときの姿勢を見ていきましょう。
立っているときのポイント
横から姿勢をみたときに耳たぶ、肩、股関節、くるぶしが一直線上にありそれが前後にずれていない状態です。多いパターンは、股関節の位置が線よりも前に、肩の位置が線よりも後ろにずれている状態です。
正面から姿勢をみたときは、肩の高さ、重心が左右にずれがないところがポイントになってきます。多いパターンは、人は普段何気なく立っているときに体重がかかっている足の方へ重心がずれている状態や、偏った作業などをする方は、重心はまっすぐなのにどちらかの肩が高くなる状態です。後者は、筋力の差や、筋肉の太さの差が原因になることもしばしばあります。
座っているときのポイント
横からみたときに、ちょうど座っているときに椅子にあたる骨(坐骨)、肩、耳が一直線上にあるかどうかです。多いパターンは、坐骨が前、肩が後ろとラインが大きくずれ背中が丸くなる猫背の状態です。
現代人は、スマホやパソコンなどを利用する上で顔の高さよりも低いものを見ることが多くなってきています。その下を向く姿勢が猫背へとつながっていきます。
まとめ
日常生活のあらゆる場面での姿勢のずれが少しずつからだの負担になっていきそれが原因で腰や背中の筋肉に負担をかけ、筋・筋膜性腰痛につながっていきます。現代でも自分の姿勢を客観的にみることはなかなかできません。
姿勢が気になる方や慢性の腰痛で気になることがあれば東大阪市のたなごころ鍼灸整骨院にご相談ください。