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つらい頭痛!緊張型頭痛と片頭痛の症状とセルフケアについて
頭痛が起きると何も手につかず、憂うつな気分になり、お困りの方は多いと思います。
ひとことで頭痛と言ってもさまざまな症状と種類があり、それぞれ原因や対処法が違ってきます。
頭痛の中でも特に多いのが「緊張性頭痛」と「片頭痛」
頭痛を訴える90%の方が、この2つの頭痛に分類されると言われています。
日本人に最も多い「緊張性頭痛」
頭をきついヘルメットで締め付けられるような鈍い痛みが長く続くことが多く、めまい、ふらつき、全身のだるさなどを伴うこともよくあります。
主な原因は、デスクワークや車の運転、うつむき姿勢の家事や、枕が合っていないなど、日常の不良姿勢によるものです。首、肩周辺の筋肉への緊張を高め、ストレスや、精神的ストレスからの交感神経の過剰な活動による血管の収縮などです。
現代の社会ではデスクワークの増加や人との付き合いの複雑化によりこの緊張性頭痛は増加しています。
緊張型頭痛のセルフケア
普段の生活で緊張性頭痛を予防するためにできるセルフケアは、
- お風呂で身体を温めたり、マッサージ、ストレッチで血流を阻害する筋肉を緩める
- 日頃の姿勢に気をつける
- 机や枕の高さを調節する
- ストレスを溜めない生活を心がける(交感神経の過活動による血管の収縮を防ぐために)
ことなどです。
緊張性頭痛に次いで多いのが「片頭痛」
頭の片側が「ズキンズキン」「ガンガン」と脈打つように目やこめかみにかけて痛みます。まれに両側に痛みが出ることもあります。
緊張性頭痛より痛みの度合いは強く、仕事や生活に支障をきたす人が多いようです。男女差は女性の方が男性より約4倍発症しやすいとされており、これは女性ホルモンの影響で、男性よりホルモンバランスが乱れやすいからです。
片頭痛の原因は血管が拡張することによる周囲の三叉神経への刺激です。血管が拡張する原因は様々でホルモンバランスの乱れ、気候、食べ物などで、他にもストレスで収縮した血管がストレスからの解放で一気に拡張することから片頭痛を発症することもあります。
また片頭痛は頭痛の前兆を閃輝暗点(せんきあんてん)と言い、ギザギザ、チカチカしたガラス片の様な光が視界に入る症状が出ることもあります。
片頭痛のセルフケア
普段の生活で片頭痛を予防するためにできることは、頭痛を誘発するものを避けることです。
血管を広げる作用のある食べ物を控え、ホルモンバランスの乱れやすい生理前や悪天候の日にはこれらの食べ物を避けることがベストです。
マグネシウムを多く含む海藻やナッツには、脳血管の急激な拡張を抑制するセロトニンの生成をサポートする働きがあり片頭痛の予防に効果的です。また、前兆があった時にはアルコールや強い光、騒音などを避け安静にしましょう。
ストレスを溜め込まない事や寝不足にも気をつけてください。片頭痛の症状が出たら脳内血管を収縮させるために痛むところを氷水などで冷やすと良いでしょう。
まとめ
この様に頭痛にはそれぞれの原因があり自分に当てはまるタイプを理解する事で、どのように対処していくカギがわかります。
緊張型頭痛と片頭痛は血管が「締まる」のか「広がる」のかで神経を刺激することで痛みにつながります。
このように原因をしっかり判断した上での治療を行わないと症状の軽減にもつながらないです。
頭痛でお困りの方は東大阪市のたなごころ鍼灸整骨院にお気軽にご相談下さい。