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産後骨盤矯正いつまで可能でいつまで効果ある?
妊娠⇒出産⇒産後と迎える中でどうしても骨盤が緩く感じ、産前の体に戻るのか心配になる母親というのは多いのではないかと思います。
産後というのはどうしても妊娠、出産の時期に比べるとお母さんの体のサポートが少なくなっていると思われます。それは出産を終えると「子育てのスタート」が始まり、お母さんやその周囲の方もお子様に目がいくからです。しかし産後というのは、動悸や息切れ、便秘、尿漏れ、尿の増加やトイレに行く回数の増加、その他にも「母乳を上げることで水分が取られるように感じる」という方もおられます。それだけ産後の身体というのは、変化を生じるものなのです。
ある論文では欧米人300人を対象に妊娠前と一年後の体重を比べると25%の人の体重が増加しているという報告もありました。
出来るだけ産前の体に戻すために産後のケアや産後の骨盤矯正をいつまでに受けようと考えている方に、いつまでに行うことが良いのかお伝え出来ればと思います。
1ヶ月~1ヶ月半で産後の骨盤矯正や産後ケアはスタート
出産後は子育てや授乳が始まり、急激に生活が変わり疲労や精神的な疲れが大きい時期になります。身体的な変化はお腹のたるみや骨盤底筋と言われるところがとても弱い時期で骨盤などもとても開いている状態です。そして体重は分娩で胎児や胎盤などの付属物の排出により4kg~6kg減少。1ヶ月半(6週間)でさらに4kg減少すると言われています。
出産後から1ヶ月半という期間は身体的変化と精神的変化が大きいのでしっかりとした休養が大事になり、休養が終えて少し体調が回復したから産後のケアや産後の骨盤矯正を始めると効果の高い時期になります。
なぜ1ヶ月から1ヶ月半で産後ケアや産後骨盤矯正を始めるのがいいのか?
産後3ヶ月はいつまでこの体なのかと不安になる時期
産後3ヶ月経つと早い人は月経の再来も始まっている方もいる時期になります。産後3ヶ月経つと体もようやく妊娠前の体に少しは戻った方もおられるかと思います。中には周りのお母さんは体が元に戻っているのに「私だけ元に戻らない」いつまでこの体なのかと不安を抱く時期にもなります。
体は少し元気になった方でも、姿勢の変化や体型の変化、産後のマイナートラブルといった産後の腰痛、股関節痛、恥骨痛、尿漏れ、頻尿、自律神経系の症状などが元に戻っていない状態の方は産後のケアや産後の骨盤矯正などをしっかり行うことが必要になります。そして産後のマイナートラブルが解消されている方は、産後のエクササイズの強度を上げることでさらに産後ケアの効果が高まると思います。
産後6ヶ月が経過すると妊娠前の体に戻る時期
産後6ヶ月というのは産後のケアをしっかり行うことができ、体に問題のなかった場合は妊娠前に戻る時期にあたります。体重が妊娠前に戻り、激しいスポーツも行っても問題のない時期と言われています。
しかし赤ちゃんの体重が増えて、腰痛、肩こり、膝の痛みなどが再発する方もいる時期になるので痛みのない方もセルフケアしっかりとして、痛みや悩みがある方は産後のケアが必要だと思います。
産後1年が経つと年齢や生活環境によって体の状態は人それぞれです
出産をして一年が経過するとほとんどの方は月経再開をして、卒乳を迎える方もいている頃にあたります。そして仕事場に復帰する方もおられると思います。赤ちゃんは歩き出す時期にもなり、目が離せなくなる時期で子育ての不安も変化してきます。このように人によって生活環境や産後の回復過程は人によって様々です。もちろん年齢によって違いはあります。その中で体に不安のある方はしっかりとしたケアをすることが大事になります。
まとめ
- 産後1ヶ月半程度から産後の骨盤矯正や産後ケアを始めることができる方はベスト。
- 産後3ヶ月経過しても産後ケアは続けるべき。
- 産後6ヶ月で妊娠前の体に戻ったと思ってもセルフケアは続けるべき。
- 症状や体型が戻らない方は専門家に相談する。
- 産後1年以上経過して体に不安を抱えている方は専門家に相談することをオススメ。
産後の身体の回復過程は複雑で様々であります。いつまでに効果が高くていつまでに始めることが大切かは人によって違います。しかしある程度、人の生活環境や年齢によって産後のケアに違いはあります。そのため、いつまでに行うということよりも不安を1つずつ解消していくことが大切だと思います。
東大阪市のたなごころ鍼灸整骨院では、産後1ヶ月のお母さんから産後1年以上のお母さんまで幅広く来院されています。産後の体のお悩みは東大阪市のたなごころ鍼灸整骨院にお気軽にご相談下さい。